マルチステークホルダー方針
当社は、企業理念として「優れたテクノロジーを、親しみやすく」を掲げ、株主にとどまらず、従業員、取引先、顧客、債権者、地域社会をはじめとする多様なステークホルダーとの価値協創が重要となっていることを踏まえ、マルチステークホルダーとの適切な協働に取り組んでまいります。その上で、価値協創や生産性向上によって生み出された収益・成果について、マルチステークホルダーへの適切な分配を行うことが、賃金引上げのモメンタムの維持や社会の持続的発展につながるという観点から、従業員への還元や取引先への配慮が重要であることを踏まえ、以下の取組を進めてまいります。
1.従業員への還元
当社は、経営資源の成長分野への重点的な投入、従業員の能力開発やスキル向上等を通じて、持続的な成長と生産性向上に取り組み、付加価値の最大化に注力します。その上で、生み出した収益・成果に基づいて、「賃金決定の大原則」にのっとり、当社の状況を踏まえた適切な方法による賃金の引上げを行うとともに、それ以外の総合的な処遇改善としても、従業員のエンゲージメント向上や更なる生産性の向上に資するよう、教育訓練等を中心に積極的に取り組むことを通じて、従業員への持続的な還元に取り組みます。
(個別項目)
具体的には、賃金の引上げについては、当社の経営状況および市場競争力などを踏まえた適切な水準と成果に連動した報酬制度の実現に取り組んでまいります。教育訓練等については、豊富なプロジェクトによる業務経験を通じた OJT を中心に、当社独自の研修プラグラムやEラーニングに加え、メーカー各社のトレーニングプログラムなども有効活用しながら、継続的な育成支援に取り組んでまいります。
2.取引先への配慮
当社はパートナーシップ構築宣言の内容遵守に、引き続き、取り組んでまいります。なお、パートナーシップ構築宣言の掲載が取りやめとなった場合、マルチステークホルダー方針の公表を自主的に取り下げます。
これらの項目について、取組状況の確認を行いつつ、着実な取組を進めてまいります。
2025年9月30日
日本ビジネスシステムズ株式会社
代表取締役社長
牧田 幸弘
エンゲージメントの方針と取り組み
ステークホルダー | 方針 | 取り組み・コミュニケーション方法 |
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お客様 | Customer First お客さま志向の事業活動と価値提供 |
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株主・投資家 | 適時適切な情報開示と企業価値向上に向けた対話 |
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メーカー・パートナー | 公平公正な取引とグローバルなパートナーシップ構築 |
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地域社会・国際社会 | ビジネスでの知見を活かした社会発展への貢献 |
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従業員と家族 | 一人ひとりの働きがいと人材価値向上 |
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入社希望者・アルムナイ | わかりやすい企業説明と継続的なコミュニケーション |
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株主・投資家との対話
株主・投資家との建設的な対話に関する方針
(1) 当社は、株主・投資家との建設的な対話がコーポレート・ガバナンスの更なる充実、ひいては中長期的な企業価値向上に資するとの認識に基づき、定期的に株主構成を把握し、対話の申込みに積極的に対応するとともに、能動的に建設的な対話を行うための場を設定します。
(2) 株主・投資家との対話を統括する役員として、IR を統括する執行役員を指定します。
(3) 株主・投資家からの面談の申込みには、IR 担当部署が中心となって対応します。
(4) 当社として、社外取締役を含む取締役、監査役、執行役員、IR 担当部署等との面談が適切と考える場合は、積極的に対話の場を設定します。また、対話の目的に応じて、関係部門と連携して対話の充実を図ります。
(5) 当社は、株主・投資家向け説明会及び株主・投資家訪問を企画、実行し、当社についての理解と対話の促進を図ります。
(6) 当社は、株主・投資家との対話において、誠意をもって説明を行うとともに、株主・投資家の意見に耳を傾け、双方向のコミュニケーションに努めます。
(7) IR 担当部署は、株主・投資家との対話内容は取締役又は執行役員に、定期的又は必要に応じて報告します。
(8) 当社は、未公表の重要な内部情報(インサイダー情報)を外部へ漏洩することを防止するため、インサイダー取引防止管理規則に基づき情報管理を徹底しています。
株主との対話の実施状況
2024年9月期の主な対話状況
JBS は、株主・投資家の皆さまに向けて、半期ごとに決算説明会を開催しています。また、個別取材やミーティングに随時対応しているほか、証券会社等が主催する説明会にも積極的に参加して、株主・投資家の皆さまとの直接のコミュニケーション機会の拡充を図っています。
これらの取り組みを通して、株主・投資家の皆さまに、JBS の経営戦略・経営計画等をご理解いただけるよう努め、皆さまとの建設的な対話を経営に生かし、JBS グループの持続的な成長と企業価値の向上に努めています。
主な活動 | 回数 | 資料等 | 主な対応者 |
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決算説明会 | 2回 | 決算説明資料 | 代表取締役社長、CFO、担当執行役員 |
個別取材・ミーティング | 70回 | IR ライブラリー | 代表取締役社長、CFO、担当執行役員、IR室長、IR室担当 |
スモールミーティング | 1回 | IR ライブラリー | 代表取締役社長 |
会社説明会 | 4回 |
個人投資家向け 説明会・解説動画 |
代表取締役社長、担当執行役員 |
対話内容、株主の関心事項
2024年9月期の株主・投資家の皆さまとの対話における主なテーマ・株主の関心事項は以下のとおりでした。
- 足元の事業状況、業績及び今後の見通しに関する確認
- 中長期的な事業拡大に向けた成長戦略
- 人的資本政策(採用、人材投資)
- 企業価値向上のための資本政策
地域社会への貢献活動
JBS は、企業理念「優れたテクノロジーを、親しみやすく」の実現に向けて、事業を通じた社会価値と企業価値の創出に取り組んでいます。
地域社会が抱える課題の解決に向けて JBS が行っているさまざまな地域社会への貢献活動の中から、直近のトピックスをご紹介します。
地域イベントへの参画
「2024年度全国選抜小学生プログラミング大会」 に協賛
JBS は、未来の IT 人材の育成支援を目的として、全国新聞社事業協議会※が主催する「2024年度全国選抜小学生プログラミング大会」に協賛しました。
全国規模で産官学が連携して社会課題の解決や未来創造への貢献を目指す本大会に JBS は賛同し、次世代を担う全国の子どもたちのチャレンジを応援します。大会ではプログラミングスキルだけでなく、思考力・行動力・プロデュース力を含めた総合的な「人間力」を重視しており、子どもたちが自身の能力の幅を広げるきっかけになることを期待しています。
- 全国新聞社事業協議会とは、共同通信社に加盟する地方新聞社 45社の事業部門と共同通信社が加入している組織
JBS賞 表彰動画
地域人材の教育
JBS、公益財団法人 AFS より特別功労賞を受賞
JBS は、持続可能な社会を次世代へと受け継いでいくために、グローバルな視野をもって新たな価値を生み出し、挑戦を続ける人材の育成を目指して、未来を担う生徒のチャレンジを応援しています。JBS は、公益財団法人 AFS日本協会(本社:東京都港区 以下、AFS)と連携し、AFS の留学プログラムに参加する生徒を対象に、参加費全額を奨学金で支援する「JBS 海外留学奨学金」を 2022年に設立しました。2024年までに 6名の生徒を支援し、この度特別功労賞の表彰を受けました。
プレスリリース災害復興支援
JBS は、被災地での救援活動、復興支援に役立てていただくために、義援金の寄付を実施しています。
2024年1月には、令和 6年能登半島地震に対する支援として石川県に対して義援金 1,000万円の寄付を実施しました。