fiebie(旧 metis fiebie)導入事例
日本テレビ放送網株式会社
Microsoft Teams 上のファイルを社外ユーザーと安全かつ簡単に送受信するための環境を導入
業種 | メディア・広告・エンターテインメント |
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導入ソリューション | セキュアファイル転送アプリ fiebie(フィービー) |
テーマ |
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(左から)日本テレビ放送網株式会社 コンテンツ戦略本部 ICTビジネス局ビジネス・ソリューション・ディビジョン 兼)サイバーセキュリティ推進事務局 サイバーセキュリティマネージャー 原 德康 氏、ICTビジネス局 専任部長(兼)サイバーセキュリティ推進 事務局長 ビジネスソリューションディビジョン 宇佐美 理 氏
Microsoft 365 のアドオンサービスとして導入・運用の負荷をかけることなくセキュリティを強化
地上波や BS/CS 放送をはじめインターネット配信など、あらゆるプラットフォームを活用し、多様で良質なコンテンツを提供している日本テレビ放送網株式会社(以下、日本テレビ)。2023年には開局 70年を迎える同社では、2011年から 11年連続で年間個人視聴率三冠王を達成(ビデオリサーチ調べ、関東地区、個人視聴率)しています。放送事業のトップカンパニーとして正確な情報や健全な娯楽を提供するだけでなく、グループとして健康関連事業や教育事業など新たな領域にも積極的に事業を拡大し、「生活者ファースト」の視点で多様化するニーズに応えるための新たな挑戦を続けています。
同社では、だれでも、いつでも、安全かつ簡単に社外とファイルのやり取りができるよう、Microsoft Teams(以下、Teams)上のファイルを社外ユーザーへ送受信するセキュアファイル転送アプリ metis fiebie(メティス フィービー)を導入しました。
【利用状況】
ファイルを社外へ安全かつ簡単に送受信するため metis fiebie を導入
metis fiebie の利用状況について教えてください。
日本テレビ放送網株式会社 ICTビジネス局 専任部長(兼)サイバーセキュリティ推進事務局長 ビジネスソリューションディビジョン
宇佐美 理 氏
当社では、ファイルを社外へと送受信するための仕組みとして metis fiebie を導入し、2022年4月より全社的な利用を開始しました。
Teamsのメニューバーから metis fiebie を利用できるようになっており、全社員がいつでも、使いたいときに、自由に利用できるようにしています。
なお、当社ではクラウドストレージのサービスも利用しており、定常的なやり取りが発生する場合はクラウドストレージを、ワンショットでスピード感をもってファイルを送受信する場合は metis fiebie の利用が適していると考えています。
どのような種類のファイルをやり取りしているのでしょうか。
やり取りしているファイルの種類を見ると、容量の大きな画像ファイルや PDF ファイルの送信が多く見られます。また、ファイルの収集に活用している利用者もいます。
メールでのファイルのやり取りに関して、何か制限や規定などは設けているのでしょうか。
マルウェアの混入を防ぐため、暗号化した添付ファイル(パスワード付き zip ファイル)のメールでのやり取りは原則禁止としています。
今回 metis fiebie の導入にあわせて、無料で利用できるファイル転送サービスサイトへのアクセスをブロックして、利用できないようにしました。
metis fiebie の使い勝手に関する利用者の反応を教えてください。
新しいツールを導入する際、多機能がゆえに複雑だったり、ユーザーインターフェースがわかりづらかったりするなどの理由で利用者からの抵抗があり、上手く浸透しないこともあります。その点、metis fiebie は操作方法がシンプルなので、イントラで案内するだけで、自然と利用が広がっています。トレーニングなども実施しておらず、操作マニュアルを見てもらうようにしていますが、使い方などに関する問い合わせが入ることもほとんどありません。
metis fiebie のサービス概要イメージ
【導入背景】
クラウドストレージによる不便さ・面倒を解消
metis fiebie を導入する前はどのように社外とファイルのやり取りをしていたのでしょうか。
容量がそれほど大きくないファイルはメールを使ってやり取りをしていました。メールでのやり取りが難しい場合にファイルを安全かつ手軽にやり取りできるようクラウドストレージを導入していました。
メールとクラウドストレージを併用する中で、さらに metis fiebie を導入した経緯について教えてください。
クラウドストレージの場合、送信相手に対してあらかじめ招待が必要などの手間がかかるため、「使いにくい」「相手に依頼するのがためらわれる」という声も少なくありませんでした。無料のファイル転送サービスはセキュリティ面から業務に利用するのには問題があり、事故やトラブルが発生した場合の責任や対応も不明瞭です。そのため、手軽に使えてセキュリティ上も安心な法人向けのファイル転送サービスの導入を検討することにしました。
【選定理由】
シンプルな操作性と安心・安全な信頼性を評価
ファイル転送サービスとして、metis fiebie を採用した理由を教えてください。
一般的に利便性とセキュリティはトレードオフの関係にあると言われます。しかし、普段の業務で何気なく使うサービスなので、生産性も安全性も犠牲にせず、だれでも、いつでも、手軽に利用できるサービスを導入したいという考えのもと、metis fiebie を採用しました。その主なポイントは次の通りです。
シンプルな操作性
metis fiebie は、複雑な機能は省かれ、ファイルの送受信に特化している分、操作性がシンプルでコストパフォーマンスが高い点を評価しました。利用者側から見れば、Teams のオプション機能のような操作で、送付したいファイルを選んで、表示された URL をメールにコピペするだけで、複雑な操作や準備は不要です。利用者だけでなく管理者にとっても、サポートやトレーニングの負荷がかからないのもメリットだと捉えました。
受信者の認証(ワンタイムパスワード)
送信者側も受信者側も複雑な操作をすることなく、ワンタイムパスワードによって、なりすましや盗聴による情報漏洩を防ぐことができる仕組みとなっている点も重要なポイントでした。
ファイルの安全な管理
他のサービスではサービスが提供する外部のクラウド上に、一時的であれども、送受信するファイルを保管するケースがほとんどです。metis fiebie の場合、すでに当社で導入済みの Microsoft 365 に送受信するファイルが保管されるので、安全性や信頼性も確認済みでファイルの保管場所を増やさずに済みます。
課金体系
他のサービスは、やり取りするファイルの容量や回数による従量制課金のサービスもありましたが、利用者あたりの単価もリーズナブルで、容量や送受信数に関係なく利用できることから metis fiebie を採用しました。また、利用にあたって全ユーザー分の課金が必要なサービスもありました。大容量のファイル転送は全ユーザーが必ず行うものではないため、metis fiebie の実際に使った人だけへの課金は利用しやすい仕組みでした。
サービスとしての信頼性
サービスインフラは Microsoft 365 で構成されており、アドオン機能としてマイクロソフトのソリューションに詳しい JBS が自社で開発したサービスなので、信頼性が高く、きめの細やかなサポートも期待できると考えました。
【導入効果】
導入や運用の負荷をかけず、安全なファイル転送環境を実現
導入効果について教えてください。
現時点では、使い方がわからないとか、不便だという声は聞こえてきていませんので、管理の行き届かない無料ファイル転送サービスの利用を確実に防ぎ、業務効率を落とすことなく、安全にファイルをやり取りする環境を実現できました。
しかも、metis fiebie は Microsoft 365 にログインすれば利用できるので、新たに利用者認証システムを導入したり、ユーザー情報を登録したり、認証情報の連携などをする必要がなく、Teams 上のファイルを取り扱うため、追加でアクセス管理などをする必要もありません。導入や運用の負荷やハードルが低いというのも、metis fiebie の導入メリットだと捉えています。
また管理者としては、メールでやり取りする場合と比べ、管理コンソールを閲覧すれば利用状況などを簡単に確認できるので、万が一、ファイルのやり取りが原因と考えられるインシデントが発生した場合でも、迅速な対応ができるようになったと考えています。
【導入効果】
導入や運用の負荷をかけず、安全なファイル転送環境を実現
導入効果について教えてください。
現時点では、使い方がわからないとか、不便だという声は聞こえてきていませんので、管理の行き届かない無料ファイル転送サービスの利用を確実に防ぎ、業務効率を落とすことなく、安全にファイルをやり取りする環境を実現できました。
しかも、metis fiebie は Microsoft 365 にログインすれば利用できるので、新たに利用者認証システムを導入したり、ユーザー情報を登録したり、認証情報の連携などをする必要がなく、Teams 上のファイルを取り扱うため、追加でアクセス管理などをする必要もありません。導入や運用の負荷やハードルが低いというのも、metis fiebie の導入メリットだと捉えています。
また管理者としては、メールでやり取りする場合と比べ、管理コンソールを閲覧すれば利用状況などを簡単に確認できるので、万が一、ファイルのやり取りが原因と考えられるインシデントが発生した場合でも、迅速な対応ができるようになったと考えています。
日本テレビ放送網株式会社 コンテンツ戦略本部 ICTビジネス局ビジネス・ソリューション・ディビジョン (兼)サイバーセキュリティ推進事務局 サイバーセキュリティマネージャー
原 德康 氏
【JBS への期待】
業務の利便性や安全を向上させてくれるサービスの提供に期待
今後の展開予定があれば教えてください。
現時点でグループ会社から利用したいという声も上がっており、グループ内での利用も検討していきたいと考えています。
JBS への要望や期待があればお聞かせください。
今回、metis fiebie の導入にあたっては、JBS は当社の細かな要望にも真摯に耳を傾けて相談に乗ってくれたので、納得した上でサービスを採用することができました。とても感謝しています。
これからも、metis fiebie のように日常のちょっとした不便や面倒を解消してくれたり、業務の利便性や安全性を向上させてくれたりするサービスの提供に期待しています。
JBS 担当者コメント
複数あるファイル転送サービスの中から metis fiebie を選んでいただき、日本テレビ放送網さまの業務課題解決の支援ができたことを大変うれしく思います。
運用開始までスムーズに進みましたが、それは宇佐美様、および原様のご対応があってこそのことだと感じております。今後は、新サービスの期待に応えられるよう精進していくとともに、今後のグループ展開に向けてもご支援させていただけますと幸いです。
クラウドマネージドサービス本部 テクニカルサポートセンター
北村 京
日本テレビ放送網様の業務改善に貢献できたことをうれしく思います。metis fiebie は Outlook 版および Teams 版と種類があり、どちらのサービスがお客さま環境に適しているか吟味するべく、事前にトライアルで検証いただきました。宇佐美様、および原様の多大なるご協力があったからこそ導入までスムーズに進めることができたと思っています。改めてありがとうございます。今後もグループ会社様を含め、お力になれるようご支援させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ソリューションセールス本部 ソリューションセールス2部
橋垣 将大
日本テレビ放送網株式会社
代表者:代表取締役 社長執行役員 石澤 顕
本社所在地:東京都港区東新橋1-6-1
設立:1952年10月15日
資本金:60億円
従業員数:1,361人(2022年4月1日現在)
事業概要:放送法による基幹放送事業及び一般放送事業、メディア事業、その他放送に関連する事業
セキュアファイル転送アプリ「metis fiebie(メティス フィービー)」は「fiebie(フィービー)」に名称変更されました。(2024年7月)
2022.11.18公開