JBS、AI 時代の人材育成モデルを大学と共創
Microsoft 365 Copilot を活用し“AI と協働する開発力”を体験する実践型授業を実施
2026.06.09
お知らせJBS は、国立大学法人 筑波技術大学 産業技術学部 情報科学コースにおいて、きこえない・きこえにくい学生を対象に、Microsoft 365 Copilot(以下「Copilot」)を活用した特別講義および体験型演習を実施しました。
AI がビジネスや社会の在り方そのものを大きく変革していく中、JBS は、人と AI が協働する業務設計を推進し、自社の実践知をリアルショーケースとして提供しています。本取り組みは、AI時代に求められる「課題設定力」「設計力」「AI との協働力」を体験的に習得する機会を次世代を担う人材に提供し、JBS の人材育成モデルを教育現場で実装する取り組みです。聴覚および視覚に障がいがある人を対象に教育を行う筑波技術大学との連携により実現し、多様な人材による AI と協働した価値創出の可能性を示しました。
近年、生成 AI の進化により、ソフトウェア開発や業務プロセスは大きな転換期を迎えています。特に、実装工程の一部が AI によって代替される中、人に求められる役割は「課題を定義し、価値として設計し、意思決定を担うこと」へとシフトしています。JBS は企業現場で蓄積してきた AI 活用の実践知を教育に還元することで、AI と共に働く次世代人材の育成に貢献しています。
本取り組みの特徴
1. 企業現場の実践を再現した特別講義
テーマ:「企業の開発とは何か×AI ― 上流から下流まで、そして AI が入ってきた今。」
JBS で AI 領域の実務を担う人材が講師を務め、Copilot の具体的活用事例を通じて、企業現場における AI 導入やソフトウェア開発の実態、AI と人の役割分担について解説。ツール紹介にとどまらず、生成 AI の普及による開発現場の変化や「AI と協働するための業務設計」の考え方を提示しました。
学生からは、社会で活躍するためのコミュニケーションの工夫や、AI 活用に関する課題など、さまざまな質問が寄せられました。講師自身の経験をもとに、AI 活用はツールの有無だけでなく、チームのコミュニケーション設計が重要である点など、Copilot を活用した情報共有・会議支援の具体的な活用例を紹介し、AI と協働することについて理解を深める時間となりました。
2. AI との協働を前提とした開発プロセスの体験型演習
演習では AI を活用しながら、課題理解・検討・アウトプットまで、実際の開発業務に近い価値創出プロセスを人と AIの役割を意識しながら学習。学生の日常的な課題をテーマに議論を行い、「筋トレが続かない」「災害に気づかない」「課題を計画的に進められない」などを起点に、課題の構造化と解決策の検討までを行いました。
- 課題理解・情報整理(AI を活用した論点整理)
- 検討・アイデア整理(選択肢の構造化と意思決定)
- アウトプット作成(資料作成・表現の高度化)
グループワーク後は、各グループ代表者が発表し、講師が実務知見をもとにした講評を実施しました。
本取り組みによる価値
単なる AI 操作にとどまらず、体験的に以下を習得しました。
- AI と協働しながら価値を創出する思考プロセス
- 課題設定からアウトプットまでを一貫して設計する力
JBS にとっても、次世代人材との接点創出に加え、社員の知見を教育に還元することで、AI 時代に求められるスキルの再定義につながる取り組みとなりました。
■本授業に参加した学生のコメント
- 生成 AI を活用してきた一方で、依存による思考機会の減少に不安があったが、本講義を通じて、コード開発は全体の一部であり、人と AI の役割分担の重要性を理解した
- AI と人の役割を明確に分けることで、より効率的に作業できることを学んだ
- 今後は、自身の業務と AI に任せる領域を言語化・整理したうえで活用していきたいと考えるようになった
今後の展望
JBS は、「優れたテクノロジーを、親しみやすく」というミッションのもと、誰もがテクノロジーを身近に感じ、AI と人が協働する未来の実現を目指して、企業変革と幅広い世代の育成支援に取り組んでいます。未来の社会を支える人材育成を支援し、今後も各種教育機関での講義や「全国選抜小学生プログラミング大会」への協賛など、自社の実践知を次世代へも還元しながら、持続的な社会の発展に寄与します。