JBS、AI エージェントと協働する「フロンティア企業」への変革を支援

― 現場主導の AI 開発モデル「JBS AI Agent Factory」を発表 ―

日本ビジネスシステムズ株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:牧田幸弘、以下「JBS」、証券コード:5036)は、AI エージェント活用の本格化に向けて、企業の従業員自らが AI エージェントを「作り、育て、使い続けられる」組織文化を実現する「JBS AI Agent Factory」を開発、2026年3月より順次サービスをリリースします。
「JBS AI Agent Factory」は、社内実践を基に、AI アンバサダーの活動を中心に現場主導でユースケースが継続的に創出される仕組みを体系化。本構想を支える基盤として、マイクロソフトが提供するエージェントプラットフォームを全面採用。これにより、マイクロソフトが提唱する、AI と人が協働する新しい組織像「フロンティア企業」へと変革するためのソリューション群を提供します。

JBS は、全社的な AI 活用を進める中、自らがフロンティア企業となることを目指して、AI アンバサダー制度を導入しました。この取り組みは、各部の業務専門家が AI エージェント開発の主担当”AI アンバサダー”となり、実務で使える AI エージェントをつくることで組織全体の AI 活用と定着を叶え、業務変革へと導きます。
「JBS AI Agent Factory」のアプローチに沿って取り組みを進めることで、企業が抱える AI 活用の課題に対して確実性の高い打ち手を実行でき、AI エージェントの普及から定着、さらには組織変革に至るまで、一連のステップを力強く後押しします。

  • JBS AI Agentで目指すフロンティア企業

  • 開発の背景─AI と協働する未来の実現に向けて

    近年、AI エージェントの導入は企業変革を推進する現実的な選択肢となっています。各部門で業務単位の AI エージェントが活躍し、社員がより高度で創造的な業務へシフトしていく。こうした AI を日常的に使いこなす働き方は、もはや当たり前になりつつあります。

    JBS は、AI 技術の進化を早期に掴み、ビジネスでの価値を創出するため、Microsoft 365 Copilot を全社導入し、日常業務における AI 利活用を推進、社内実践を通じて多くの事例を蓄積してきました。その一方で、非エンジニア職が中心となる組織においては、「業務に取り入れたくても思うような成果が出ないから、自分で手を動かした方が早い」、「AI を使いたいが、エージェントのつくり方がわからない」といった AI 活用の壁が浮き彫りになってきました。
    AI との協働を実現するには、人間がやるべきタスクと AI に任せるべきタスクを整理する必要があり、深い業務理解がなければ適切な指示が出せません。そこで、JBS は現場主導で AI エージェントの開発と活用を進める「AI アンバサダー制度」の取り組みを開始。そして、この実践で獲得した AI アンバサダーの仕組みを中核にして、「JBS AI Agent Factory」の構想をつくりあげました。
    まず、セキュリティ・ガバナンス・マネジメントを前提とした AI エージェントの統合管理基盤を整備し、AI に安心して業務を任せられる環境を整えます。その上で、アンバサダーが AI の「開発」「教育」「運用」の中心人物となり、組織の AI 活用を進化させていくことで、お客さま自身が AI を「作り、育て、使い続けられる」文化の定着を目指します。

    社内変革を先導するエージェントテンプレート × アンバサダー

    JBS の社内で明らかになった AI 課題は、「作れない」と「広がらない」の 2つに集約されます。現場には業務知識はあっても AI エージェント開発の知見がなく、その先に進めない。エンジニア主導では実態に合わない“使えないエージェント”が生まれてしまうというジレンマがありました。こうした 2つの課題に対し、JBS は「エージェントテンプレート」と「AI アンバサダー制度」の両輪で解決を図ります。
    まず、 「作れない」 に対しては、職種や業務を問わず発生する AI 活用シーンの代表パターンを土台に、現場がすぐに着手できるエージェントテンプレートを提供します。アンバサダーには、開発に不慣れな非エンジニア職も含まれる前提で制度設計を行っており、テンプレートを起点にすることで、現場の業務理解を反映しながら“実務で使える形”へ素早く落とし込める状態をつくります。

    次に、「広がらない」に対しては、「AI アンバサダー制度」です。AI アンバサダーに期待されるのは、 業務を小さなタスクに分解し、どこを AI に任せ、どこを人が担うのかという“役割分担”を描ける──業務理解があることです。
    アンバサダーは AI 活用と業務をつなぐ橋渡し役として以下の役割を担います。

    • 業務を正しく分解し、エージェント化すべきポイントを見極める
    • テンプレートを活用し、現場の実態に合ったエージェントを開発する
    • 現場定着や横展開を主導し、活用を継続的に支援する

    さらに、マイクロソフトが提供するエージェントプラットフォームを活用することで、非エンジニア職であってもローコードでエージェント開発に着手でき、業務の難易度や目的に応じて、ローコード/プロコード双方の開発手法を使い分けることで、現場主導による段階的かつ柔軟なエージェント開発を可能にします。

    現在 JBS では、136名のアンバサダーが活動。現場の担当者が自ら“作る側”に踏み出すことで、実務で使える“本物”の AI エージェントが生まれ、AI 開発内製化を進めています。この代表事例の一つが、「JBS Tech Blog」の文章レビューです。
    これまで、「JBS Tech Blog」の記事は1人の担当者がレビューを行っていましたが、その担当者に業務負荷が集中し、レビュー待ちによる記事の滞留や属人化が課題となっていました。 そこで、この業務プロセスに AI を組み込み、エージェントによる事前レビューと、担当者による最終レビューを組み合わせた 2段階の運用へと移行。
    エージェントが一次工程として日本語表現の校正、表記ゆれや誤りのチェック、ナレッジベースとの整合性確認を実行し、その結果を踏まえて担当者が最終確認・調整を行うことで、レビュー品質を担保しながら、効率的な運用が可能になりました。AIとの役割分担により、1記事あたりのレビュー工数は、約 20% 削減され、担当者のレビュー待ちで滞留していた未公開記事数も昨年同月比で約 70% 減少。繁忙期においてもレビュー工程の安定化を図りながら、記事公開までのリードタイム短縮を実現しました。

    今後の展望

    「JBS AI Agent Factory」は、2026年3月より順次リリースを予定しており、同月 24 日(火)開催の「Microsoft AI Tour Tokyo」において、本構想を含む JBS の AI 活用の取り組みをご紹介します。

    JBS は、Microsoft Agent 365 ※1 と Microsoft Entra Agent ID ※2 を活用したエージェントの ID 管理・アクセス制御の整備を進め、企業が AI を安全かつ安心して活用できる環境づくりを進めています。また、Foundry IQ ※3 や Fabric IQ ※4 などの AI 活用基盤の高度化にも取り組み、実運用に耐えるユースケース検証の精度を高めています。こうした検証成果を踏まえ、「JBS AI Agent Factory」の構想をさらに発展させています。
    本サービスは、お客さま自身が AI エージェントを継続的に開発し、業務で活用し、改善し続ける「自律的なサイクル」を実現するモデルです。今後は、異なる AI ツールで開発されたエージェントも含めて統合管理できるマルチエージェント対応も見据えています。
    JBS は、従業員一人ひとりが AI を使いこなし、価値創出の担い手となる組織づくりを支援し、企業の AI 活用力の強化と AI トランスフォーメーションを力強く後押ししてまいります。

    • 1:企業内で利用される AI エージェントを一元的に登録・管理し、アクセス制御やセキュリティを確保する統制プラットフォーム
    • 2:Microsoft Entra 上で AI エージェントを管理するために付与される、エージェント固有の ID
    • 3:Azure AI Search を基盤に、RAG を高度化する知識統合機能
    • 4:OneLake 上のデータを統合し、ビジネスの文脈に沿って整理・活用するためのデータ処理機能

    なお、今回のプレスリリースに際し日本マイクロソフト株式会社様よりエンドースメントを頂戴しております。

    AI と協働することが当たり前となるこれからの時代において、企業には、従業員一人ひとりが AI とともに価値を生み出し、協働できる環境づくりが求められています。そうした取り組みは、AI と人が協働する新しい組織像である「フロンティア企業」への変革につながり、より戦略的かつ創造的な働き方が実現します。
    JBS様は、自らがフロンティア企業となることを目指し、Microsoft 365 Copilot の全社活用を起点に、マイクロソフトが提供するエージェントプラットフォームを全面採用し、アンバサダー制度などの自社実践を通じて次世代の AI トランスフォーメーションに踏み出されています。本構想は、その知見を基に多くのユーザー企業の変革を後押しする取り組みであり、私たちは今後もJBS様との協働を通じて、お客さまの業務改革を支援してまいります。

    日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務
    エンタープライズサービス本部長 兼 パートナー事業本部長
    浅野 智

    参考:AIを作り、使い、育てる文化を共に築く「JBS AI Agent Factory」 始動 - JBS Tech Blog

    JBS AI Agent Factory

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