JBS、Mixed Reality 活用によるロボット支援ソリューション「RoboLens🄬」東南アジア市場へ展開
2024.06.26
プレスリリース日本ビジネスシステムズ株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:牧田幸弘、以下「JBS」、証券コード:5036)は、2024年6月より東南アジア市場に向けて Mixed Reality デバイスを使用したロボット導入・作業支援ソリューション「RoboLens®」の販売を開始しました。NK AUTOMATION MALAYSIA SDN. BHD. 日本機材株式会社マレーシア(代表取締役社長:陸井龍雄、以下「日本機材マレーシア」※1)と連携し、年平均成長率約 8% とも予測される東南アジアの産業用・サービスロボット市場規模拡大に応えてまいります。
「RoboLens®」は、JBS のグループ会社である株式会社ネクストスケープ(本社:東京都港区 代表取締役社長:小杉 智)が開発した、ロボット導入検証支援・ロボット操作効率化支援のソリューションで、協働ロボット市場の世界シェア NO. 1 である Universal Robots ※2 の製品パートナープログラム「UR+」に認定されています。 ロボットの配置検証機能や動作検証機能を備えた「RoboLens® Layout」と、直感的なロボット操作でロボットティーチングを実現する「RoboLens® Teaching」の 2種類のアプリケーションを展開しており、ロボット導入が初めての場合やティーチングに不慣れな場合にも有効で、生産現場の柔軟性や即応性の向上、作業安全性の向上に寄与します。
東南アジアの離島や都市部から離れた工場地域などの実機配置による検証が難しい場合でも、日本機材マレーシアのネットワークを生かし、確実に UR 協働ロボットのティーチングや技術の伝承を行うことができ、「RoboLens®」の最適なソリューションをお届けできるようになりました。
東南アジアを含む世界の製造業界においては、精密な作業が求められるなどの理由から機械化が進んでいない工場も多く存在する一方、人手不足の解消や作業効率の向上、高精度な加工の実現、品質の安定化などの課題が挙げられており、ロボット導入によるメリットが大きいと考えられています。実際に、東南アジアにおける産業用・サービスロボット市場規模は、2023年の 7.9億米ドルから 2028年には 11.4億米ドルに成長すると予測され、2023-2028年の年平均成長率は 7.92% と予測されています。※3
ますます拡大が見込まれる東南アジアのロボット市場を踏まえ、主に、マレーシアの半導体工場地域と言われるペナン島、タイの日系企業工場地域、またインドネシアジャカルタ郊外(カラワン、チカラン地域)の工業地域など、協働ロボットの導入が見込まれる地域の製造業・小売業のお客さま向けに、JBS は日本機材マレーシアとともに販売を拡大してまいります。
- 1 日本機材マレーシアは、日本機材株式会社(本社:大阪市中央区)の海外現地法人
- 2 Universal Robots は、デンマークの協働ロボットメーカーであり、協働ロボットのリーディングカンパニー
- 3 Mordor Intelligence :東南アジアのサービスロボット市場規模と市場規模株式分析 - 成長傾向と成長傾向予測 ( 2024~ 2029年) より引用
参考
「RoboLens®」とは
Mixed Reality デバイスを使用したロボット導入・作業支援ソリューションであり、ロボットの配置検証機能や動作検証機能を備えた「RoboLens® Layout」と、直感的なロボット操作でロボットティーチングを実現する「RoboLens® Teaching」の 2種類のアプリケーションを展開。
RoboLens® Layout
協働ロボット導入予定の現場において、導入後の設置イメージを検証するアプリケーション。「Microsoft HoloLens2」を使用し、実際の現場空間に合わせて仮想ロボットを表示し、動作を検証することが可能。目的の作業を実施するために、ロボットの最適な配置を MR デバイス 1台で検証可能であるため、低コストで迅速な意思決定をサポート。
RoboLens® Teaching
「Microsoft HoloLens2」を使用したティーチングの安全性や作業効率の向上を可能とするアプリケーション。実際のロボットにホログラムを重ねて表示することで、直感的な操作や状況把握が可能で、ロボット操作経験者だけでなく、初心者の方でも簡単に活用可能。直感的かつ簡単に多関節ロボットを扱う UX(ユーザーエクスペリエンス)を提供。
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