「Microsoft Azure」を利用して PCI DSS 準拠を目指す企業向けのクラウドサービス「PCI DSS Ready Cloud for Microsoft Azure」 を 12月より提供 「Microsoft Azure」向け新サービスの販売で日本ビジネスシステムズと共同マーケティングを開始

PCI DSS（※）準拠を促進するクラウドサービスを展開している株式会社リンク（本社：東京都港区、代表取締役社長：岡田元治）は、日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上で PCI DSS 準拠を支援する「PCI DSS Ready Cloud for Microsoft Azure」の提供を 2020年12月に開始します。

また、本サービス提供開始に向けて、マイクロソフトのソリューションに関する多くの実績を持つ日本ビジネスシステムズ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社⻑：牧⽥幸弘 以下、JBS）とリンクによる共同マーケティングを本日より開始しました。

• PCI DSS：クレジットカード会員データを安全に取り扱う事を目的として策定された、クレジットカード業界のセキュリティ基準。Payment Card Industry Data Security Standard の頭文字をとったもので、国際カードブランド 5社（American Express・Discover・JCB・MasterCard・VISA）が共同で設立した PCI SSC（Payment Card Industry Security Standards Council）によって運用・管理されている。

決済代行事業者・BPO 事業者・Fintech 事業者など、PCI DSS に準拠しなければならないサービスプロバイダにおいては、準拠に必要なコストをおさえるために、「Microsoft Azure」などパブリッククラウドの利用を望むケースが増えています。

「Microsoft Azure」上で PCI DSS に準拠する場合は、ユーザー自らがセキュリティシステムの一部を構築する必要がありますが、「PCI DSS Ready Cloud for Microsoft Azure」を利用することでこれらの構築が不要になるだけでなく、安価かつ迅速にクレジットカード情報を取り扱うことができるようになります。

また、多数の金融系企業を顧客に持ち、かつ「Microsoft Azure」をはじめとしたマイクロソフトのクラウドソリューションに高い専門性と実績を持つ JBS が、リンクとともに「PCI DSS Ready Cloud for Microsoft Azure」のマーケティングを開始し、PCI DSS 準拠を求められているクレジットカード取り扱い事業者に対してより安全な環境の構築・運用を支援します。

JBS にとっては、これまでの知見に加えて新たに ”PCI DSSへの対応” が可能となり、より高度なセキュリティ要件が必要なお客さまのシステムを受け入れる一歩を踏み出すこととなります。

この度の発表に関して、日本マイクロソフト株式会社からエンドースメントを受けています。

日本マイクロソフトは、「PCI DSS Ready Cloud for Microsoft Azure」のサービスリリースと共同マーケティングを心より歓迎いたします。カード情報を取り扱うキャッシュレス決済市場において、PCI DSS 準拠が求められていますが、セキュリティを高いレベルで維持し、効率の良い構築と運用にはパブリッククラウドの利用が不可欠です。
本サービス並びに共同マーケティングによって、より円滑に「Microsoft Azure」を導入、活用し業務変革による顧客の利便性向上やビジネス成功が、多くの日本企業で起こることを期待します。

日本マイクロソフト株式会社
エンタープライズ事業本部 金融サービス営業統括本部
業務執行役員 統括本部長 綱田 和功

これからもリンクと JBS は日本マイクロソフトとの強力な連携を通じて、PCI DSS 準拠を求められているクレジットカード加盟店・事業者に対し、より安全にクレジットカードの決済が行える「Microsoft Azure」環境の構築・運用を支援してまいります。