System Center を活用して IT サービスマネジメントを推進
日本マイクロソフトの「 Microsoft System Center 」(以下、System Center )は、IT サービスマネジメントの国際標準でもある「 ITIL®(Information Technology Infrastructure Library)」への適合を想定し、煩雑化したハイブリッド環境の課題を解決して IT サービスの品質を向上させる運用管理ソリューションである。
そのユーザーであり、インテグレーターでもある日本ビジネスシステムズ(以下、JBS)は、System Center を活用して IT サービスマネジメントを全社的に推進してサービス品質の向上に務め、ITIL® をベースとした国際規格「 ISO 20000 」認証を取得するまでに至っている。この取り組みについて、主要な役割を担ってきた2人のキーパーソンに話を聞いた。
JBSは、1990年の創業当時から Windows コンピュータの取り扱いを開始しており、2007年、2008年、2010年、2013年、2014年にはマイクロソフト パートナー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、日本マイクロソフトとは深いパートナーシップを築いてきている。現在では、「System Center ソリューション」として「 Microsoft System Center 2012 R2 」を活用してユーザーのシステム運用改善を支援している。
実は同社では、「 Microsoft System Center 2012 SP1 」が提供されたころから、昨今のクラウド化の時代に最適の基盤であると判断し、自社でも中心的なシステムとして活用している。この他にも、さまざまな製品を導入し、事例として紹介されたこともある。つまり、マイクロソフトソリューションの提供者であり、ヘビーユーザーでもあるというわけだ。
System Center を活用してきた理由について、マーケティング本部 テクノロジーソリューション部 IT ソリューショングループ 副部長であり Microsoft MVP の胡田昌彦氏は、次のように説明する。