「2014 年7月に、当社のキッティングセンターにおいて、HP IRF を使った L2、L3 の環境を用意し、シスコ製品では VSS という機能を利用して、2つのネットワークをチャネル接続・対向接続を実施し、接続性や安定性を検証し確認しました。互換性や接続性のような技術的な問題はありませんでした」と、友枝氏は相互接続性に自信を持った。
当初、予定では、構築期間として2014 年8月から2週間を予定していたが、他の工事の影響から、実作業期間が短縮され、1週間となってしまったという。
「このような短期間で構築しなければいけないということで、当初は不安もありましたが、問題なく構築が成功したことで、メンバーも満足しました。私たちも、ここまですんなりと動作するとは考えていませんでしたので驚きでした。日本 HP への問い合わせもほとんどしていません。物理的な互換性、論理的な互換性ともに高かったことが、この結果につながったと考えています」と友枝氏。
構築中に論理構成の再検討が必要になったが、構成の自由度が高く、非常にスムーズに対応できたことで、HP IRF テクノロジーのメリットを実感したという。運用についても、従来シスコ製品を運用していたエンジニアが、今回導入した HP ネットワーク製品の運用にすんなりと対応できており、問題も発生していないという。