【会社概要】
「進研ゼミ」など、教育・生活事業を展開するベネッセ
(左より)株式会社ベネッセコーポレーション
情報システム部 ワークスタイル変革推進課 課長
十河 宏允氏、与口 裕章氏
ベネッセについてご紹介ください。
ベネッセは、教育、生活、福祉、語学のリーディングカンパニーであるベネッセグループにおいて、教育・生活事業を展開しています。
子どもを未来からの留学生と捉えて、その成長を支援する「国内教育事業」をはじめ、語学だけでなく海外の文化や価値観についても吸収してもらうことを目指す「海外教育事業」、そして、女性とご家族の幸せな暮らしの支援をする「生活事業」を柱に、お客さまの「よく生きる」の実現を支援すること。お客さまや地域・社会にとってなくてはならない企業であることを目指しています。
具体的には、国内 254 万人、海外 120 万人の加入者を誇る「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」といった通信教育サービスをはじめ、世界70 以上の国と地域に 400以上の英語教室を有する「ベルリッツ」。『サンキュ!』、『たまごクラブ』、『ひよこクラブ』、『いぬのきもち』、『ねこのきもち』といった雑誌の発行。国内最大級334 拠点を展開する高齢者向け生活ホームなど、ベネッセの事業をご存じの方も多いのではないでしょうか。
【利用状況】
「勤怠共有ツール」により、勤務状況の可視化と共有化を実現
今回導入したビジネスアプリケーションについて教えてください。
ベネッセでは新しい働き方として、3密対策を目的とした「ハイブリッド勤務」を実施しています。ハイブリッド勤務とは出社・在宅の全社平均で、出社率を 5割以下とする在宅勤務体制を実現する取り組みです。
今回導入した「勤怠共有ツール」は、「勤務状況の可視化」および「組織内での共有化」、さらには「勤怠管理の効率化」といった社内コミュニケーションの強化を図るために、社員の生産性支援策の一環として独自に開発したビジネスアプリケーションとなります。
JBS が Power Platform で開発した「アプリポケット with Microsoft Power Platform」は、当時プロトタイプでしたが、このプロトタイプをベースに我々も協力し、画面や機能を完成させました。開発をスタートして約 2か月で一部の部署、約 300ユーザでトライアルを実施して、2020年 10月より全社規模、約 2,300名での本格利用を開始しました。
具体的には、どのような機能を搭載しているのでしょうか。
ハイブリッド勤務環境下で、課題となっていた社員間のコミュニケーションを円滑にするための機能や、勤怠管理などの事務面で生産性を高めるための機能を搭載しました。主な機能は次の通りです。