事業セグメント情報

セグメント別業績ハイライト

2023年9月期

JBS グループは、市場拡大が続くパブリッククラウド市場において、マイクロソフト製品を中心に、価値のデザインから構築、利活用促進までを一気通貫で担えるソリューション提供力を強みに、大手エンタープライズとの直接取引によって事業拡大を実現してきました。JBS の顧客企業ではクラウド利活用推進のニーズが高まっており、支援体制の強化のための積極的な人材採用及びスキルシフトを実施してきたほか、重点顧客に対応する製販一体の組織を新設し、顧客深耕を図ってきました。
また、2022年12月には、特に Microsoft Azure、MR デバイス、動画配信及びアプリ開発などに強みを持つ株式会社ネクストスケープを子会社化しました。さらに、グローバルにマイクロソフトライセンスを一括で契約いただける体制を整えたほか、JBS 海外拠点の拡充を進めたことに加え、Crayon Group Holding ASA との業務提携を締結し、海外における日系企業に対する支援体制の強化を進めてきました。
生成 AI については、2023年4月に ChatGPT に関する新規ソリューションサービスの提供を開始して以来、顧客企業からは高い関心が寄せられ、徐々に導入が始まってきており、今後は更なるサービスの拡充に向けた開発及びエンジニア育成に努めます。
これらの結果、2023年9月期の連結業績は、売上高は 112,800百万円、営業利益は 4,192百万円、経常利益は 4,349百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は 3,350百万円となりました。
事業セグメント別売上高構成は、以下の通りです。「クラウドサービス事業」における継続契約型の保守運用売上及びサービス利用料と、「ライセンス & プロダクツ事業」におけるクラウドライセンス売上は、定期的な契約更新により安定的な売上が見込めるストック収益型のビジネスモデルとなっており、ストック収益は全体の売上の 65% になります。

  • 売上構成比

  • クラウドインテグレーション事業

    クラウドサービスの導入を担うクラウドインテグレーション事業においては、Microsoft 365 の拡大を見込んだものの、お客さまからの需要がインフラやアプリにシフトしたことに対応すべく、エンジニアのスキルシフトを進めていった結果、Microsoft Azure や ERP などのクラウド活用の案件が増加したことにより、売上高は 23,023百万円、セグメント利益は 3,537百万円となりました。

    クラウドサービス事業

    クラウド利活用における保守・運用を請け負うクラウドサービス事業においては、継続案件を中心に運用・保守案件が順調に拡大し、売上高は 15,403百万円、セグメント利益は 1,983百万円となりました。

    ライセンス & プロダクツ事業

    マイクロソフトライセンス及び各種ハードウエア・ソフトウエア等の物販を担うライセンス & プロダクツ事業においては、マイクロソフトライセンスの販売において、製造業及び公共向けの大型ライセンスの一括受注獲得が売上拡大につながったことに加え、ハイブリッド需要による物販の拡大が特に利益拡大に貢献し、74,398百万円、セグメント利益は 2,045百万円となりました。

    セグメント別業績推移(通期)

    • 2023年9月期より連結会計に移行しています。
    クラウドインテグレーション事業
    クラウドインテグレーション事業
    クラウドサービス事業
    クラウドサービス事業
    ライセンス & プロダクツ事業
    ライセンス & プロダクツ事業

    (百万円)

    2021年9月期
    (単体)
    2022年9月期
    (単体)
    2023年9月期
    (連結)
    クラウドインテグレーション事業
    売上 16,961 18,344 23,015
    セグメント利益 2,087 2,800 3,537
    クラウドサービス事業
    売上 10,745 13,371 15,389
    セグメント利益 1,487 1,781 1,983
    ライセンス & プロダクツ事業
    売上 47,225 54,593 74,381
    セグメント利益 930 1,835 2,045

    セグメント別業績推移(四半期)

    • 2023年9月期より連結会計に移行しています。

    (百万円)

    22/09
    1Q
    22/09
    2Q
    22/09
    3Q
    22/09
    4Q
    23/09
    1Q
    23/09
    2Q
    23/09
    3Q
    23/09
    4Q
    24/09
    1Q
    クラウドインテグレーション事業
    売上 4,468 9,299 13,483 18,344 4,888 10,816 16,608 23,015 5,653
    セグメント利益 800 1,676 2,161 2,800 723 1,685 2,351 3,537 703
    クラウドサービス事業
    売上 2,927 6,091 9,589 13,371 3,678 7,666 11,425 15,389 4,395
    セグメント利益 493 988 1,448 1,781 503 1,100 1,568 1,983 665
    ライセンス & プロダクツ事業
    売上 13,279 22,432 39,461 54,593 14,584 28,124 54,268 74,381 15,832
    セグメント利益 663 937 1,318 1,835 531 811 1,321 2,045 582
    • 第2四半期(2Q)は、第1四半期から第2四半期までの累計情報です。
    • 第3四半期(3Q)は、第1四半期から第3四半期までの累計情報です。
    • 第4四半期(4Q)は、第1四半期から第4四半期までの累計情報です。

    セグメント別業績予想

    企業の DX シフトを背景に、クラウド需要はインフラ・アプリ開発・ERP など多岐にわたった拡大が見込まれています。JBS グループは引き続きマイクロソフトクラウドを中核に、各社の優れた製品を組み合わせ、お客さまのクラウド効果最大化を実現する提案・サービス提供を行っていきます。
    クラウドインテグレーション事業では、引き続き需要が旺盛なインフラ・アプリ開発・ERP 等への対応に向けエンジニアの体制強化を図ることに加え、ChatGPT をはじめとした生成 AI を用いた提案を強化していきます。クラウドサービス事業では、製販一体組織を通じた需要の掘り起こしによるお客さまへの常駐サービスの拡大に加え、マネージドサービスの拡大を図ります。ライセンス&プロダクツ事業においては、事業成長と収益性のバランスを考慮しながら、2023年9月期より開始したライセンスのグローバル契約を通じたマイクロソフトライセンス提供も進めていくことで、引き続き顧客基盤の拡大に努めます。

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