JBS通信 VOL.4
7/12

1 明確なプロンプトを作成する 3 適切なツールを選ぶ 4 データの偏りに注意する 5 倫理的な使用を心がける 06 各サービスのサイトはこちら生成AIに指示を出す際には、具体的で明確なプロンプトが重要です。例えば、「健康的な食生活についてのブログ記事を書いて」と指示する代わりに、「健康的な食生活のための5つの簡単なレシピを紹介するブログ記事を書いて」と具体的に指示すると、より精度の高い出力が得られます。2 出力結果をレビューし、修正する 生成AIの出力結果は完璧ではないことが多いので、必ず人間がレビューし、必要に応じて修正を加えることが重要です。例えば、AIが生成した文章を読み直し、文法や内容の誤りを修正することで、質の高いコンテンツを作成できます。生成AIにはさまざまなツールがあります。用途に応じて適切なツールを選ぶことが大切です。生成AIは学習データに基づいて出力を生成するため、データの偏りが結果に影響を与えることがあります。例えば、特定の文化や性別に偏ったデータを学習したAIは、その偏りを反映した出力を生成する可能性があります。これを防ぐために、多様なデータセットを使用することが重要です。生成AIの使用には倫理的な配慮が必要です。例えば、著作権を侵害しないように注意し、生成されたコンテンツが他者を傷つける内容でないことを確認することが重要です。Copilot for Microsoft 365向けeラーニング生成 AIプロンプトアシスタントや会議の時間・回数の削減により、本来自分が行うべき業務に集中できる時間(価値創造時間)が40時間から54時間へと30%以上増加することが明らかになりました。 こうした手応えを基に当社は、2024年3月、自らが“リアルショーケース”となるべく、日本のITサービス業界で初めて約2,500名の社員全員に「Microsoft Copilot for Microsoft 365」(現「Microsoft 365 Copilot」)を導入しました。しかし、ITスキルが高い社員が多い当社でも、全社導入は容易ではありませんでした。業務内容の違いや個人差を超えて、いかに社員一人ひとりが便利さを実感できるか。そのためにはステップを踏んで、意識改革と文化醸成を起こすことが不可欠でした。 生成AIを業務に活用し、定着させるために当社が“リアルショーケース”(社内実践)として得た知見やノウハウを結集したのが「Copilot for Microsoft 365向けeラーニング」です。操作方法などの基礎的な情報から、より実務での利用シーンを意識した応用編まで、習熟度に応じたトレーニングコンテンツを提供しています。 また、生成AIツールから望んだ回答を引き出すには、適切な指示や質問(プロンプト)が欠かせません。生成AIツールを利用して精度の高い結果が得られない理由は、利用者の「プロンプトの質」にもあります。当社では、さまざまな業務シーンに対応したプロンプトのテンプレートを集めた「生成 AI プロンプトアシスタント」を提供し、社内定着化をサポートしています。 当社はこれからも、生成AIの実用化にこだわり、幅広いお客さまと共有した知見とノウハウをさらに深化させ、スピード感を持ってお客さまへ還元していきます。「生成AIを使いこなす5つのポイント」を生成AIに質問しました。

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る