JBS通信 VOL.4
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02全社導入を行い、全社員一丸となって、その有効活用の検証を行っています。社内での知見および顧客対応で培ったノウハウをもとに、2024年10月にData&AI事業本部を発足し、生成AIを実際の業務で使っていきたいというお客さまからのニーズに対して、約100名のエンジニアが支援できる体制を整えました。 当社は、海外売上高比率の高い大手企業のお客さまと数多くお取引させていただいています。最後のポイントは、この これまでは、担当営業がそれぞれのお客さまとの接点となり、エンジニアは営業を通してお客さまの要望ごとにチーム組成をする仕組みでしたが、数年前から、大手企業のお客さまを対象に、営業組織からエンジニアまでワンチームでサービスを提供する専用チームを立ち上げてきました。この取り組みは、エンジニアにも「自分のお客さま」との意識が高まり、率先して新たなニーズを掘り起こすなどの効果があり、お客さまからの信頼度がさらに向上し、さまざまなご依頼をいただくようになりました。現在では、金融系で1つ、製造メーカー系で2つの専用チームがありますが、そこで培った知見を、その他のお客さまに展開していくことで、より多くのお客さまとのリレーションを深め、支援を広げてまいります。 これまで述べてきた取り組みが順調に進む一方で、収益性の改善に直結する付加価値の高い自社サービスの商品化と自社サービスを拡散していく体制の整備にやや時間を要しています。ここを加速し、収益力の改善につなげていきます。 セキュリティ領域では、オンプレミスとクラウドを併用するハイブリッドを活用するお客さまに対し、クラウドのセキュリティをカバーした自社サービスを展開して大きな1年をかけ、お客さまのIT資産やライセンスのほか、さまざまな支援をグローバルに共通化して提供できる体制を構築してきた点です。マイクロソフトの有力なグローバルパートナーである、ノルウェーのCrayon社とグローバル市場での戦略的業務提携を締結したのも、その一環です。 海外も含めた顧客企業グループの包括的な支援を行っていくことが、事業戦略の大きな柱となっています。 これまで当社は、コミュニケーション基盤のクラウド化に特化した業界横断(Horizontal)のサービスで強みを発揮してきました。今後は、お客さまの業種・業態に特化(Vertical)し、実際のお客さまの業務に直結したクラウドサービスを組み込む仕事に注力し、その比率を高めていきたいと考えています。クラウドインテグレーション事業、クラウドサービス事業、ライセンス&プロダクツ事業を横断する形で当社のさまざまなエンジニア部隊が横串で連携し、より広い範囲でお客さまの課題解決に資するような提案をしていきます。お客さまのパートナーとしてより深くお付き合いしていけるよう、製販一体で取り組んでいくことが2025年9月期の重要なポイントになります。受注を獲得しており、今後も拡大していくと期待しています。 また、成長を持続しさらに加速させていくため、お客さまのニーズに適したエンジニアスキルの継続的な向上に取り組んでいきます。 私たちJBSは、「優れたテクノロジーを、親しみやすく」の企業理念のもと、「No.1クラウドインテグレーター」を目指します。2025年9月期に注力していく施策についてお聞かせください。成長を持続し、加速していくため、どのような取り組みを進めていきますか。

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