のCaseStudyStudy6Copilot NAVI各サービスのリリースサイトはこちらアドバイザリーワークショップ for Microsoft Copilotアイプリシティ コンシェルジュ Powered by ChatGPT API当社は2024年3月、日本のITサービス業界で初めて「Copilot for Microsoft 365」を全社導入しました。約2,500名の社員の活用事例を活かし、お客さまの生成AI活用レベル向上とDX推進に貢献していきます。当社では既に契約書チェックや問い合わせ対応などの業務において効果が出ており、人材不足や働き方の多様化への対応などの課題解決につながっています。この取り組みの一環として、Copilot for Microsoft 365全社展開記念の社内イベント「Copilot ハッカソン!!」を開催し、周知・利活用を図りました。今後、ここで得た知見を提供サービスに反映していきます。的確な指示・質問(=プロンプト)のサンプル、推奨活用シーンなどを動画と資料にまとめたもので、生成AI定着化のヒントが詰まっています。 続く12月には、「Copilot for Microsoft 365」関連オリジナルサービス第2弾「アドバイザリーワークショップ for Microsoft Copilot」をリリース。実際の画面を見ながらどのように生産性や業務効率を向上できるかを体験したい、対話しながらユースケースのヒントを得たいとの声に応えたサービスとなっています。 汎用的な生成AIは、学習したデータから回答を作成するため、学習対象に含まれない企業固有のデータから回答を得ることが難しいという課題がありました。RAG(検索拡張生成)は、学習データの内容を要約するだけでなく、社内の多様なデータを参照し企業固有の回答を生成させることが可能な技術です。当社は2024年3月、RAGサービス「アイプリシティ コンシェルジュ Powered by ChatGPT API」の提供を開始しました。従来、RAGの実現には、LLM(大規模言語モデル)やプロンプトの知識に加え、検索エンジンの仕組みやデータ加工に精通していることが必要で、エンジニア確保や個別開発コストなどにより、実装に至らないケースが数多く見られました。これに対して当社は、最短1日でRAGの導入を実現し、AIチャットが社内データに基づいた回答を生成できる環境を整えます。JBS、ITサービス業界で日本初「Microsoft Copilot for Microsoft 365」を全社導入マイクロソフト環境でのAI導入と定着化を支援するオリジナルサービスを相次いで提供 生成AI市場拡大に対してマイクロソフトは、生成AIにフォーカスした施策を次々に打ち出しています。企業がAIを導入しやすい環境を整える製品を「Copilot」、すなわち、“主役はあくまで人間で、AIは人間をサポートする「副操縦士」”と名づけてシリーズ化しています。 具体的には、次世代AIの力をWord、Excel、PowerPoint、TeamsといったMicrosoft 365 アプリケーションにCopilotとして搭載することで、スライド作成、議事録作成、メール作成などの業務がよりスピーディかつ高品質にできるようになり、仕事の生産性が劇的に向上することが期待されます。 当社では2020年よりAI技術の活用促進を目的に「AI-Lab」の活動に取り組んできました。日本マイクロソフトや公立はこだて未来大学と提携し、AIの技術連携、実証実験、活用用途の開発などを通じて、AI時代をリードするエンジニアの育成と体制づくりを行ってきました。 当社は、マイクロソフトのAIアシスタントツール「Microsoft Copilot for Microsoft 365」(以下、「Copilot for Microsoft 365」)のリリースに先立って実施されたCopilotの検証に2023年8月より参加し、社員が実業務に活用して得た学びを導入支援サービス「Copilot NAVI」にまとめ、「Copilot for Microsoft 365」がリリースされた同年11月に提供開始しました。同製品を導入するために必要な利用環境の準備、生成AIの活用でキーとなる
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