JBS通信 VOL.3
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2生成AIについてはP.5〜6セキュリティについてはP.7〜8 当社を取り巻く事業環境では、お客さまのクラウド活用ニーズが非常に高まっており、これにどのように応えていくかが、私たちの最大のテーマです。 大手企業のほとんどが、Microsoft 365をベースにコミュニケーション基盤をはじめとしたIT環境を構築しています。コミュニケーション基盤は、ほぼ100%クラウド上で稼働しているため、企業内でクラウドをしっかりと使える環境を整えなければなりません。当社には、インフラの構築からセキュリティ整備までワンストップで提供できるという強みと、Microsoft 365の豊富な導入実績があるため、企業がこのようなコミュニケーション基盤を構築する場合、かなりの確率で当社が候補に挙がります。 さらに、企業内の個別の業務システムには、まだまだオンプレミス(自社で保有・管理し、システムを自前で構築する運用方法)が多いため、クラウドシフトの際にお声がけいただいたお客さまの「既存のシステムをクラウド型に移行したい」というニーズにしっかりとお応えし、ビジネスの幅を拡げてきました。今後は、クラウドとオンプレミスを組み合わせて運用するハイブリッドクラウドのニーズがますます増えていくと想定しており、それぞれのメリットを活かし、各顧客企業の状況に合わせ、導入効果の最大化を図ってまいります。 このような市場環境を背景に、当第2四半期の業績は順調に推移してきました。 また、2023年11月に、マイクロソフトから生成AI機能を搭載した一連のサービスがリリースされ、ChatGPTに代表される生成AIを組み込んだ仕組みを採り入れたいというお客さまの要望が急増しました。 お客さまが試行錯誤するなか、当社は短期間で人材を育成しつつ体制を整えてきました。当社は、AIを利用してさまざまな業務を支援するアシスタントツールである「Microsoft Copilot for Microsoft 365」の検証プログラムに参加し、技術的な検証を重ねました。その知見を活かし、お客さまの生成AI導入の定着化を支援する各種サービスを相次いでリリースしています。さらに当社は日本のITサービス業界で初めて当製品を全社に導入しました。約2,500名の社員が徹底活用し、今後検証して得られた知見をお客さまに提供していきます。2024年9月期第2四半期決算について

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